SOHO向けオフィスを借りたいけれど、どんな物件を選べばいいのか、どんなレイアウトにすればいいのかわからず困っていませんか。選び方のポイントを知らずに物件を選んでしまうと、契約の解除を要求されたり、違約金を払わされたりする場合があります。
今回は注意点から職場づくりのコツまで、SOHO向けオフィスを借りる際に押さえておくべきポイントについてご紹介します。
法人でも利用できる事務所用賃貸物件や、住居兼事務所として利用することを前提にしたSOHOマンション、レンタルオフィスなどを指します。
SOHOがオフィスを借りる際のメリットは、法人向けの事務所物件に比べて費用が抑えられることです。ワンフロアを借りなければならないことが多い法人とは異なり、SOHOは小さなスペースでもオフィスとして十分利用できるため、賃貸費用が抑えられます。
ただしSOHO向けオフィスを借りる際は、事務所利用可の物件かどうかをチェックすることが大切です。住居用賃貸の中には、事務所として利用できるものと利用できないものがあります。もし事業用に利用できない物件を事務所として利用すると、契約解除を求められる可能性があります。
事務所として利用できるかどうかは、賃貸管理会社やオーナーに問い合わせることで確認できます。中にはSOHO住宅として、居住だけでなくオフィス利用を前提とした賃貸物件もあります。事前に確認し、契約後にトラブルにならないよう注意しましょう。
一方デメリットは、法人登記ができなかったり、看板や表札が出せなかったりと、使用に制限がかかる場合があることです。事前に制限について賃貸管理会社に確認しておくとよいでしょう。
法人のオフィスビルに比べ、SOHO向けのオフィス物件はおしゃれなものが多い傾向にあります。
例えば吹き抜けやウッドデッキが備え付けられているものや、コンクリート打ちっぱなしのものなど、法人のオフィスビルには見られない特徴を持つ物件は少なくありません。中には外観が古くても、リノベーションによって内観がおしゃれに改装されている物件もあります。
オフィスのデザインは仕事のモチベーションを左右する要因の一つ。SOHOオフィスを探すなら、働く意欲が掻き立てられるようなデザインのオフィスを選んでみてはいかがでしょうか。
オフィスで利用する家具は、デザイン性だけでなく機能性にもこだわり、用途や目的に合ったものを選びましょう。
限られた広さを有効に使いたいなら、コンパクトなオフィス家具を選ぶと、動きやすく仕事しやすい空間づくりができます。例えばコクヨファニチャー株式会社の販売しているコンパクトオフィス向けの家具ブランド「ofon（オフォン）」などをチェックすると、理想的な家具が見つかるかもしれません。
また個人情報を扱う事業を展開する場合は、情報漏えい防止のために鍵付きのキャビネットなどにデータや書類を保管する必要があります。デザイン性だけでキャビネットを選んでしまうと、こうした点を見落としてしまい、家具を買いなおさなければならないこともあるかもしれません。
デザイン性だけに目を奪われ、機能性の低いものを選んでしまうと、仕事の効率性が落ちたり、落ち着いて仕事ができなくなってしまったりすることがあります。SOHO向けオフィスの家具を選ぶ際は、オフィスの用途や利用人数などを考慮したうえで、機能性を備えた家具を購入するのが良いでしょう。
法人向けオフィスには見られないレイアウトの物件が多いのも、SOHO向けオフィスの特徴の一つです。
例えばメゾネットタイプやロフトがついたもの、ルーフバルコニーが備え付けられているものなど、SOHO向けオフィス物件には様々なものがあります。これはSOHOオフィスとして提供されている物件の多くが、マンションなど住居用として建てられているため。
レイアウト次第で、オフィスの使い勝手やデザイン性は大きく変わります。業種や利用人数なども考慮したうえで、あなたの働き方に合った物件を選びましょう。
SOHOは法人に比べて小さなオフィスでも仕事ができることが大きなメリットです。事務所利用可の住居用物件などを利用すれば、コストを抑えてオフィスを確保することができます。また家具やレイアウトを工夫すれば、省スペースでも快適に働くことが可能です。よりおしゃれなオフィスを目指すなら、内観だけでなく外観も考慮したうえで物件を決定しましょう。こうした点を考慮し、素敵なオフィスを実現させてください。
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